生前のジョンとハウス
生前のジョンとハウス
 2006年12月6日 三毛の母猫が3匹の仔猫(生後4~8週?)を引き連れて我が家の庭にやって来ました。

 それまで、私の母が気まぐれで母猫(その時は子供が居ることに気づきませんでした。)に餌を与えていました。

 それで、母を頼って子供を連れて来たようです。

 母猫は人になつきませんが、餌だけ食べに来るようになり、そして空き家になった犬のハウスを寝床にするようになりました。

 母猫は人に飼われるようにならないかもしれませんが、3匹の仔猫だけは何としても人に慣れさせ、飼い主を探してあげたいと思っています。

 しかし、3匹の仔猫も母猫と同様、人が近づくと逃げてしまいます。どうしたら良いのか、暗中模索の状態です。

 猫用のおもちゃで遊ばせると夢中になってすぐ傍までやって来ますが、人に気付くと警戒心をあらわにします。

 根気よく続けるしかないのかもしれません。

 2007年2月1日 母猫が子離れしたようです。雄猫がハウスの周りをうろうろするようになったので発情したのだと思います。午前中に一度ハウスへ戻ってきたのですがその後、姿を見せません。今日は母猫に一回も食事を与えることができませんでした。

 2007年2月2日 母猫は戻ってきましたが、仔猫が近づくと追い払います。ハウスの中で一緒に寝ていますが、母猫が居ると仔猫が入りにくそうにしています。時々、雄猫が来て母猫を追い回します。

 2007年2月23日 ここ数日、母猫が食事の時意外、姿を見せなくなりました。ハウスは仔猫専用になりました。

ジョンのハウス(上下二層に分けました)
ジョンのハウス(上下二層に分けました)
キャット・スロープ(バルコニーから見下ろす)
キャット・スロープ(バルコニーから見下ろす)
2階の寝床(より快適な環境を模索中)
2階の寝床(より快適な環境を模索中)
 2007年2月25日 再び、母猫がハウスで過ごすようになったので、ハウスを上下二層に分けました。

 2007年3月6日 仔猫たちが、庭から二階のバルコニーへ上がることができるよう、キャット・スロープを設置しました。

 2007年3月7日 仔猫たちが、初めて、キャット・スロープを上り下りしました。しばらく仔猫の行動を観察して、安全性を検証する必要があります。二階の私の仕事部屋兼寝室に仔猫たちの寝床ともう一台のライブカメラを設置しました。はたして、住み着いてくれるかどうかです。

 2007年3月11日 二階の仔猫たちの寝床で ヒメ が寝たようです。

 2007年3月12日 二階の仔猫たちの寝床で ヒメムク が寝たようです。

 2007年3月13日 二階の仔猫たちの寝床で ヒメムクトラジロウ が寝たようです。また、昨年(2006年)亡くなった ミースケ(毛並みが白一部黒の雑種) のために購入した猫用トイレに うんちおしっこ がしてありました。「誰も教えないのに良くできた!」と、とても感心しました。

 2007年4月5日 ミケ(母猫)が夕食に現れませんでした。妊娠している様子だったので、どこかで出産したのかもしれません。人を信用していないし、他の猫の往来もあるのでハウスで出産はしないかなと思っていましたが?

 2007年4月8日 ミケ(母猫)が夕食に来ました。お腹が小さくなっているので、どこかで出産したのに間違いありません。

 2007年4月23日 神奈川県動物愛護協会 と以前ジョン(犬)やミースケ(猫)などでお世話になった 藤井動物病院 へ野良猫の避妊・去勢手術ができるかどうか相談に行きました。

 2007年4月24日 横浜市神奈川区福祉保健センターの生活衛生課 へ野良猫の避妊・去勢手術などに関して相談に行きました。野良猫の治療に関して経験豊富な動物病院のリスト、動物保護団体のリストなどが置いてあるかもしれないと期待しましたが、残念ながら何の資料も持っていませんでした。野良猫の問題は、地域の住民同士で話し合って解決してくれとのことでした。どうしても処分したいのなら福祉保健センターの手配した獣医師の所へ自分の手で持ち込んでくれとのことでした。
 また、近所にある 愛犬ヨコハマ動物病院 へ野良猫の避妊・去勢手術ができるかどうか相談に行きました。
 最終的に、姉の猫がお世話になっている 兵藤動物病院(二俣川) へお願いすることにし、とりあえず、ヒメ(♀)の避妊手術の予約を27日に取りました。

 2007年4月26日 兵藤動物病院(二俣川) へ事前相談に行き、ヒメ、ムク、トラジロウの避妊・去勢手術、ワクチンの接種、駆虫(必要なら)を同じ日にしていただくことに決めました。

 2007年4月27日 ヒメ(♀)、ムク(♂)を避妊・去勢手術のため 兵藤動物病院(二俣川) へ連れて行きました。トラジロウ(体が小さく性別を判別しにくいのですが、二つの睾丸らしきものが見え♂ではないかと思われますが、♀である可能性も捨て切れません。)は捕獲に失敗したため次のチャンスを待つことにしました。しかしそれ以降、トラジロウは部屋に戻って来ません。

 2007年4月28日 ヒメ、ムクが前日に、避妊・去勢手術、3種混合ワクチンの接種を終え無事退院しました。ヒメは、幸いなことに妊娠していませんでした。依然、トラジロウは部屋に戻って来ません。

 2007年4月29日 前日退院して部屋へ戻ってからヒメ、ムクが外へ出たがってカーテンをよじ登ったり、高い所へ上がって飛び降りたり、書棚の裏などの狭い場所を出入りしたりして、手術した部分を傷つける恐れがあるので仕方なく外へ出しました。朝食の時間まで何とかなだめすかして様子を見ましたが、もうこれ以上は無理だと判断しました。もうヒメとムクも部屋に戻って来ないかもしれません。

 2007年4月30日 昨晩、ムクが戻ってきました。ヒメも今朝起きると戻っていました。トラジロウは相変わらず外ですが、食事時にどこからか姿を現します。ミケも一匹で食事に来ます。

 2007年5月2日 朝食の時、トラジロウが部屋に上がって来ました。以前よりかなり警戒しています。再び寝床で過ごすようになるのでしょうか?

 2007年5月8日 2、3日前からミケ(母猫)が3匹の雄猫に追い廻されています。今回生まれた仔猫が一匹も生き残れなかったのか、或は、どなたかが保護してくれたのか、いずれにしても子育てが終わってしまったため再び発情したのかもしれません。また妊娠してしまうと可哀想なので、避妊手術のため 兵藤動物病院(二俣川) へ連れて行きました。大き目のペットキャリーに餌を置いて待っていると、すんなり入ってくれたので扉に付けたロープを引いたところ、見事捕獲に成功しました。今日は食事をしてしまったので手術は明日の予定です。

 2007年5月10日 ミケが前日に避妊手術、3種混合ワクチンの接種を終え今日、無事退院しました。ミケは、幸いなことに妊娠していませんでした。ミケは、まったく人間になついていないので、仕方なく外へ出しました。一日も早く傷が癒えるのを祈るだけです。後は、トラジロウをどうするか考えなくてはなりません。

 2007年5月11日 ミケが朝と夕方、餌を食べに来ました。少しやつれていますが、食欲は旺盛です。今日は、雄に追いかけられている様子はありません。昨夜は嵐になったためトラジロウが二階の寝床で過ごした模様です。

 2007年5月13日 トラジロウが夜、二階に上がってきたので猫用おもちゃでじゃらしながら♂か♀かをよーく観察したところこ、はっきりと♂であるとは断定できませんでした。この年齢で♂の特徴が見られないと言うことは、ひょっとすると♀なのかもしれないという心配が頭をもたげました。そこで明日は、どんなことがあっても病院へつれて行こうと決意しました。もう失敗は許されません。

 2007年5月14日 トラジロウが朝食に二階に上がってきたので食事の後、無理やり猫用おもちゃで引き止め、大き目のペットキャリーの中に誘導し、扉に付けたロープを引いて、見事捕獲に成功しました。ようやく、避妊あるいは去勢手術をしていただくために 兵藤動物病院(二俣川) へ連れて行くことができました。今日は食事をしてしまったので手術は明日の予定です。

 2007年5月16日 トラジロウは、やはり♀でした。よって名前はトラジロウではなくサクラになりました。サクラが前日に避妊手術、3種混合ワクチンの接種、を終え今日、無事退院しました。サクラは、幸いなことに妊娠していませんでした。サクラは、とても怖がりなのでこのまま外へ出すと二度と戻ってこない可能性があります。そこで、猫用のケージに入れて傷が癒えるのを待つことにしました。ケージに入れたところ、外へ出たがって少し啼いたり暴れたりしましたが心を鬼にして我慢しました。一刻も早く人に慣れてくれることを願っています。

 2007年5月17日 夜中にサクラが外へ出たがって、再び、啼いたり暴れたりしだしました。「早く出してあげてよ!」と言わんばかりに、ムクがトイレの砂をガリガリ掻くのをやめません。そう言えば、ヒメも昨夜ケージの格子をガリガリやっていました。その時はじゃれているのだろうと思いましたが、ひょっとするとサクラを救出しようと考えたのかもしれません。もうこれ以上、サクラをケージの中に閉じ込めて置くのは良くないと判断し、開放しました。サクラはもう戻ってこないだろうと思って自分の無力さに落胆しました。

 夜が明けて朝食の時、サクラが一番大きな声で餌をねだりました。サクラは戻ってきたのです。午後には何日かぶりに、二階の寝床で寝ていました。そして夜も、二階の寝床で過ごしました。このままサクラが棲みついてくれることを願わずにいられません。

 猫の気持ちを完全に理解するのは、とても難しいことだと実感しました。

 2007年5月23日 ミケの子育ては終わっていませんでした。お隣の大きな物置の下に仔猫を連れてきました。2匹は確認しましたが、全部で何匹いるのかわかりません。

 2007年5月28日 ついに、ミケが我が家に、生後約7週の仔猫を連れて来ました。三毛と白地に黒の2匹です。2匹とも丸々太って元気です。お湯でふやかしたドライフードを置いておくと少しだけ食べました。♂猫に追いかけられていたのと避妊手術の入院で約一週間、ミケ(母猫)の世話を受けられなかったのに良くぞ生き残っていたものです。その間に命を落とした仔猫もいるかもしれません。そうだとしたら可哀想なことをしました。しかし、とにかくこの2匹と仲良くなれるよう全力を尽くしたいと思います。

 2007年5月29日 ミケとその子供たちは、とりあえず、我が家のおんぼろ物置を寝床にしたようです。

 2007年5月31日 ミケの子供の「白地に黒」は、近くでよく見ると「白地に虎」でした。遠目で丸々太って見えたのも産毛が長くてそう見えたようです。母乳がちゃんと出ているのか?発育不良ではないのか?少し心配です。お湯でふやかしたドライフードに猫缶(ゼリーで固めたもの)を混ぜて与えると少し食べました。

 2007年6月10日 ミケとその子供たちは、再び、お隣の大きな物置の下に移動してしまいました。昨日、来客があり、仔猫が食事しているところを見せてしまいました。ミケが警戒しながらその様子をジーと見ていたので「これはまずい!」と思ったのですが、案の定、恐れていたことが起こりました。ミケは、昼と夕方、餌を食べに来ましたが仔猫を連れてきませんでした。これで、仔猫と仲良くなる機会が遠のいてしまいました。ミケとその子供たちは、戻ってくるのでしょうか?

 2007年6月11日 ミケは、朝、昼、夕方、子供を連れて食事に来ました。しかし、我が家の庭を居場所にする様子はありません。ミケはなぜか ジョンのハウス に入ろうとしません。避妊手術で病院に連れて行くためペットキャリーに入れたことが尾を引いているのかもしれません。狭い囲われた空間に入ると また閉じ込められるのではないか と言う恐怖感があるのかもしれません。

ハウス、なぜかお気に入りの古いベンチ、午睡用ベッド、食卓
ハウス、なぜかお気に入りの古いベンチ、午睡用ベッド、食卓
 2007年6月23日 ジョンのハウス をいろいろな位置に移動して様子を見ましたが、雨の日などに少しの時間入っただけで、どうも落ち着かない様子です。そこで熟慮に熟慮を重ねて、これが最後と思って、居間の掃出し引違いサッシから少し離れていて、しかもバルコニーと庇の下で風雨が吹き込みにくい位置に ジョンのハウス を移動しました。これなら先日設置した昼寝の場所もハウスの出入口の前になりますし、これまた先日設置した食事の場所は居間の掃出し引違いサッシの前なので給餌が容易です。それに伴いカメラの位置を移動しました。以前より低い、近い位置になり親子の様子を間近で観察できるようになりました。

 2007年6月24日 ミケと仔猫は ジョンのハウス の周辺で一日の多くの時間を過ごすようになりました。しかし、夜はどこで寝ているのか不明です。

 2007年7月28日 トラジロウ が、夜、ミケにいつものようにどこかへ連れ出されて以来、姿を見せなくなりました。只今、捜索中です。「首輪をしておけばよかった」と悔やんでいます。
2007年6月22日撮影
 2007年7月28日(土)夜より行方不明のトラジロウ(2007年6月22日撮影)
2007年7月28日(土)夜より行方不明のトラジロウ

 2007年7月31日 神奈川動物ボランティア連絡会(KAVA)トラジロウ の件で問い合わせのメールをしました。

 2007年8月1日 昨日、母が トラジロウ の写真を持って、ご近所の猫好きの2件のお宅に聞きに行ったところ、別の猫好きの方が仔猫を保護して動物愛護協会に連れて行ったという情報をキャッチしました。その方とすぐに連絡が取れなかったので、緊急を要すると思い、直接 神奈川県動物愛護協会 に見に行きましたが トラジロウ は保護されていませんでした。とりあえず、写真と名刺をお渡して保護したら連絡していただけるよう依頼して帰ってきました。

 その後、仔猫を保護した方と直接連絡が取れなくて話が混沌としてしまいました。結局、判明したのは、仔猫を保護した方のお隣のこれまた動物好きの方が仔猫を よしいけ動物病院 に預けているとのことでした。その方は犬を何頭か飼っているため家に置いておけず、8月5日(日)に鎌倉である 神奈川県動物愛護協会 主催の譲渡会(里親探し)につれて行くまで一時預かっていただいているということのようでした。仔猫の特徴を聞いたところ、どうも トラジロウ ではないようでしたが、やはりこの目で確かめたいと気が済まなく、すぐに見に行きたかったのですが よしいけ動物病院 は水曜日(8月1日)の午後と木曜日(8月2日)が休診のため金曜日(8月3日)以降にしてくれとのことでした。すごく不親切だと憤慨しましたが、金曜日(8月3日)まで待つことにしました。

 神奈川動物ボランティア連絡会(KAVA) の担当者の方からメールの返事をいただきましたが、今のところ該当する情報はないようです。情報が入り次第連絡していただけるそうです。又、いろいろなアドバイスもいただきました。

 横浜市神奈川区福祉保健センターの生活衛生課日本動物福祉協会 、ちょっと遠いのですが 川崎市動物愛護センター に電話で問い合わせをしました。

 2007年8月2日 悪いことは重なるもので、夕方 ミケ(母猫) が、左足のかかとを負傷しているのを発見しました。歩く時、左足を踏ん張れないようです。朝 アイ がハウスの上に設置してある棚の上に乗ってガラス瓶を下に落としてしまい、割れてしまいました。たまたま ミケ がハウスの中に居て、物音に驚いて飛び出しました。恐らくその時、ガラス瓶の破片で切ってしまったのではないかと思われます。出血は、ほぼ止まっていますがアキレス腱を傷つけていないか心配です。腫れている様子はないので骨折はしていないと思います。

 トラジロウ は、いまだ帰ってきません。

 2007年8月3日 よしいけ動物病院 に仔猫を見に行きましたが、残念ながら トラジロウ ではありませんでした。とりあえず、裏に連絡先などを書いた写真を預けて帰ってきました。

 がっかりしてばかりはいられないので トラジロウ の写真を持ってご近所を何軒か聞いて廻り、人の出入りの多い町内会館に写真を置かせていただき、町内8ヵ所の掲示板にポスターを貼らせていただきました。

 2007年8月4日 ご近所の方から電話がありそのお宅の裏の空き家の庭に野良猫が多数いるので トラジロウ を探してみてはとのことで、とりあえず見に行きました。その時は、残念ながら猫の姿は見かけられませんでした。しかし、その中に トラジロウ がいる可能性は低いと思われます。ミケ(母猫)が我が家の周辺にいるのに、まだまだ母親が恋しい トラジロウ がそこに棲みつくはずがないからです。

 2007年8月6日 ご近所の方から電話があり昨夜 トラジロウ を見かけたとのことでしたが、良く話をうかがうとその仔猫は アイ だったようです。

 2007年8月14日 ご町内の方から電話があり トラジロウ らしき猫がいるとのことで見に行くと、首輪をした大人の猫でした。 トラジロウ の写真とポスターを差し上げ、これまでの経緯を説明して帰ってきました。

 2007年8月16日 父が向かいのお宅の方から 何日か前に庭で猫の死骸を見つけ片付けた という話を聞いてきました。もしや トラジロウ ではと思いましたが、 いつも見かける大きい野良猫 だったと聞いて別の猫だったのか?と思いました。しかし、もっと詳しい話を聞いてきてくれれば良いのにと、父の非協力的な姿勢に憤りを覚えました。どちらにしても、私が一度、話を聞きに行くべきだと思いながらなかなか勇気が出ません。

 2007年8月20日 夜、向かいのお宅の方から電話があり、先日の死骸は トラジロウ である可能性がでてきたとの事でした。死骸の主だと思っていた いつも見かける大きい野良猫 が歩いているのを見たそうです。詳しいお話を聞くと 2007年8月7日 に猫の死骸を発見し、お線香を入れて梱包しごみに出したそうです。死骸は、腐敗がひどく片付けるのが大変だったそうです。ただ 2007年7月31日 まで死骸はそこになかったそうです。 トラジロウ だったのかどうか結論はでませんでした

 2007年8月21日 向かいのお宅の猫の死骸があった場所にお線香を置いて拝んできました。もう一度詳しい話をうかがいました。死骸は、今思えば、小さかったかもしれないが、腐敗がひどく片付けるのがやっとで、その特徴を詳細に思い出すことだできないそうです。また確かに 2007年7月31日 まで死骸はそこになかったそうです。 その死骸がもし トラジロウ だったとすると 2007年7月28日夜 から 2007年7月31日 までなぜ家に帰ってこなかったのかという疑問がわきます。また、死骸の片づけが終わった後、一匹の仔猫が死骸があった場所をじっと見ていたそうです。その仔猫が トラジロウ に似ていたとの事です。とにかく トラジロウ はまだ 元気で生きている という希望を捨てず、探し続けることにしました。

 2007年8月26日 匿名の電話で横浜市神奈川区六角橋(後で調べたところ西神奈川)の 小菅獣医科病院鼻の黒い白地に虎模様の仔猫 が保護されているとの情報をいただきました。さっそく、病院に電話で問い合わせたところ 保健所の依頼で2ヶ月ほど前から保護している とのことでした。保護した時期からして、どうも トラジロウ ではないようですが、とにかく明日、見に行くことにしました。

 2007年8月27日 小菅獣医科病院 に保護されている仔猫を見に行ったところ、やはり トラジロウ ではありませんでした。 トラジロウ のポスターを貼っていただけるとのことでしたのでお願いして帰ってきました。とても親切な方々で心が少し救われたました。

 2007年8月28日 ミケが子離れした模様です。アイをうっとうしがっています。もっと前に子離れしていたのかもしれませんが、前回同様、親子が外で生活しているためとてもわかりにくいです。

 2007年8月30日 サクラが右の後脚を地面に着けず歩いています。怪我をしたようです。昨日、朝食の時にムクに追われてそのまま戻って来ませんでした。ひょっとするとそのとき傷めたのかもしれません。昨日の夕食時にかえって来ましたが、怪我に気づきませんでした。とても心配です。

 2007年9月 暑い夏がようやく終わりを告げ、朝晩肌寒く感じられるようになった頃、夏の間ほとんどの時間外で過ごしていたムクとサクラが家の中で寝るようになりました。8月の終わりに傷めたサクラの右後脚は良くなっている様ですが、時々、右後脚が痛そうなそぶりを見せるので完治していないのでしょうか?心配です。アイも我が家を終の棲家と決めた様子です。ヒメ、ムク、サクラに比べると人に慣れてきましたが、まだ抱っこできる状態ではありません。ヒメはずいぶん前から我が家の一員らしく行動していますが、まだ人間を完全には信用していません。抱っこするどころか、ちょっと触れようものなら手が出てきます。ミケは食事時に姿を現しますが、夜どこで寝ているのかわかりません。8月の始めに傷めた左脚のかかとは、良くなったようで、普通に歩いています。

 2007年10月11日 アイを避妊手術のため 兵藤動物病院(二俣川) へ連れて行きました。ペットキャリーに猫用おもちゃでじゃらしながら誘導すると、すんなり入ってくれました。外へ出たがって少し暴れました。思ったより性格が「きつい」かもしれません。今日は食事をしてしまったので手術は明日の予定です。

 2007年10月12日 アイが前日に避妊手術、3種混合ワクチンの接種、検便を終え今日、無事退院しました。アイは、幸いなことに妊娠していませんでした。ただ、お腹に コクシジウム が寄生していたためしばらくの間 駆虫薬を食事に混ぜて 与えなければなりません。病院から帰って、どうするか観察していると、サクラに何かを訴えていました。しばらく外出していましたが、夕方には戻って来ました。とりあえず、一安心です。

 2007年10月27日 アイの うんち兵藤動物病院(二俣川) へ持って行きました。幸いなことに コクシジウム は見つかりませんでした。念のため、もうしばらく 駆虫薬 は与えることになりました。ついでに 抗生剤 を10日分処方していただきました。と言うのは、10日ほど前からムクの食欲が落ち、数日前からは家に帰ってこなくなり、遅れて同じ寝床で寝ていたサクラも食欲が落ち始めました。いろいろ調べてみたところ、ウィルス性鼻器官炎の疑いがあります。ムクもサクラも今年、3種混合ワクチンの接種を受けていますので、重篤な病気ではないと願っていますが、何とか薬を飲ませなければなりません。今は、少しでも食べ物を口にしてくれるのを待つのみです。

 2007年10月29日 ムクが朝遅く帰ってきたので餌に 抗生剤 を混ぜて与えたところ、少しですが食べてくれました。夕方も 抗生剤 入りの食事をいつもよりだいぶ少なめの量ですが口にしました。回復してくれることを祈ります。サクラも お刺身 を少し食べましたが 抗生剤 を入れることができませんでした。

 2007年10月30日 ムクは食欲が回復しました。朝と夕 抗生剤 入りの餌をもりもり食べました。サクラも幸いにも、食欲が回復し 抗生剤 入りの餌を朝と夕、食べてくれました。

 2007年10月31日 ムクとサクラは食欲旺盛で、朝と夕 抗生剤 入りの餌をもりもり食べました。それにつられたのか、いつも小食のヒメもたくさん食べました。ミケとアイはいつも通り、食欲旺盛です。

 2007年11月 ミケが夜、家の中で寝るようになりました。時々帰ってこないこともあるのでまだ我が家に棲むつもりなのかどうかわかりません。ミケはものすごく太りました。避妊手術後も子育て時と同じ位の食欲があります。事情を知らない人が見たら妊娠していると思うでしょう。食事の量を減らすとゴミを漁るといけないのでそれもできません。どうしたら良いか思案中です。ミケが姿を現すとアイが喜んで駆け寄ります。ミケは嫌がりますが、かなり強引に擦り寄って行きます。時々ミケが「ファー」とやりますが、アイはその時だけ引き下がって、その後はあまり懲りていない様子です。アイはものすごく警戒心が強い猫ですが、不思議なことに気がものすごく強いのです。庭によそ者の猫が現れると自分より体が大きくても追いかけて行きます。大概は、逆襲にあうらしくて尻尾を何倍にも太くしてすっ飛んで帰ってきます。

 2007年12月 ミケが夜、家に帰って来ないことが多くなりました。食事時には帰ってきますが、夜はどこかへ行ってしまいます。年末、急に寒さが厳しくなったためか、ジョンのハウスで寝ていました。ダンボールでハウスの中に暖かい寝床を作ってやりましたが、気に入らないらしくハウスに入らなくなってしまいました。

 2008年1月2日 久しぶりに夜、ミケが家の中で寝ました。

 2008年1月8日 今月の2日からミケが、夜は家の中で寝るようになりました。冬の間だけ、家で夜を過ごすつもりでしょうか?