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Windows 11 が起動できなくなった時の対処法の覚書

 私のノートパソコン(Lenovo ThinkPad X1 Fold Gen 1 )で以下の現象が起きました。

  1. Windows 11 が起動する時、白い輪の回転が止まって、その先へ進まなくなった。
  2. セーフモードでは起動できた。
  3. セーフモードで起動すると「ctfmon.exe:スタックベースのバッファーのオーバーランが検出されました。」のダイアログが消しても、消しても表示される。※ この現象は、セーフモードで起動した時、特有の問題で「ウィルスの感染」等ではないかもしれません。(Lenovo ThinkPad X1 Fold Gen 1 のみの現象? 

 試行錯誤した結果、通常モードで再起動することができるようになった方法を覚書として記します。

  1. セーフモードで、「スタート」を右クリックして「システム」を選択。「デバイスの仕様」の関連リンクの「システムの保護」をクリック。※ この方法で「システムの復元(S)…」を表示できるのは、「通常モード時」のみで、「セーフモード時」は、「エクスプローラ」 で「コントロール パネル > すべてのコントロール パネル項目 > 回復」をクリック。「システムの復元を開く」をクリックで「システムの復元(S)…」を表示できました。
  2. 「システムの復元(S)…」をクリック。
  3. 「推奨される復元(R)」を選択して「次へ(N)」をクリック。
  4. 「完了」をクリック。
  5. 「システムの復元の作業」が終了するのを気長に待つ。

 「システムの復元の作業」が終了すると、コンピューターが通常モードで再起動しました。

 念のため「ウイルスと脅威の防止」で「クイック スキャン」をしました。結果は「0個の脅威が見つかりました。」でした。

 どういう訳か、Edge と Firefox は起動するのに Chrome が起動できなくなったのでインストールし直しました。

※ 数日後、またシステムが起動できなくなりました。起きた現象は以前とまったく同様で、以前とまったく同様の手順で、再起動ができるようになりました。2度失敗を繰り返したため、システムが起動できなくなった原因を突き止めることができました。おそらく?その原因(推定?)を以下に記します。

  1. 「エクスプローラ」 で「ネットワーク・ドライブ(デスクトップ・パソコンのデータを保存したドライブ)」開いて作業をしていた時に、誤って「エクスプローラ」 の「×」クリックしてしまいました。
  2. 「エクスプローラ」 が閉じてしまったので、あわてて「エクスプローラ」を再起動したところ「ネットワーク・ドライブ」が開かないどころか「ローカルのディレクトリ」等も表示されなくなりました。
  3. これでは、作業を続けられないので「システムの再起動」をしました。そして、最初に書いたとおりの現象が発生しました。

※ 「同じ過ちを繰り返すな」とは、よく言われることですが、今回は「同じ過ちを繰り返した」ことにより、多くの知識を得ることができました。しかし「私がやらかした事」って「過ち」なのでしょうか?これって「Windows 11 のバグ?」、「Lenovo ThinkPad X1 Fold Gen 1 のバグ?」皆さんの意見を聞きたいです。

Windows 11「PC正常性チェック」で NG→OK になった件

– Mother Boaed : ASRock X470 Taichi Ultimate
– CPU : AMD Ryzen 7 2700X
– Main Memory : 16GB
– Graphics Card:Quadro P400
– OS:Windows 10 Pro 64bit

の環境下 Windows 11「PC正常性チェック」で NG になったので

Windows 11で必須になった「TPM 2.0」って何?TPMの役割や確認方法を紹介

ページを参考にして

UEFI セットアップで

4 Advanced(詳細):: 4.1 CPU Configuration(CPU 設定):: AMD fTPM Switch(AMD fTPM スイッチ)

無効→有効 にしたら

Windows 11「PC正常性チェック」で OKになった。

AMD Ryzen 7 2700X の CPU 温度計測値の疑問

Mother Boaed : ASRock X470 Taichi Ultimate
CPU : AMD Ryzen 7 2700X

の環境下で CPU 温度を計測すると

AMD Ryzen Master
ASRock A-Tuning
Core Temp
CPUID HWMonitor
Speccy

でそれぞれ異なる値が出ます。

AMD Ryzen Master と ASRock A-Tuning はほとんど同じ値を示しますが 、これを基準値にすると Core Temp と CPUID HWMonitor は基準値より -10℃ の値を示し、Speccy はなんと +60℃ の値を示します。

Speccy は明らかにバグで Ryzen に未対応なのだと思いますが、Core Temp と CPUID HWMonitor はどうしてこういう値が出るのでしょうか?Core Temp は温度のオフセット値を設定することができますが、CPUID HWMonitor はできません。

その後 HWiNFO64 で計測してみると CPU (Tctl) 、 CPU (Tdie) の二つの値が表示されました。ネットで調べてみると

CPU (Tctl) – ファンの回転数制御用温度 = Tdie + 10
CPU (Tdie) – 実際のダイ温度

ということが判明しました。よって

AMD Ryzen Master – ファンの回転数制御用温度 (Tctl) を表示
ASRock A-Tuning – ファンの回転数制御用温度 (Tctl) を表示
Core Temp – 実際のダイ温度 (Tdie) を表示
CPUID HWMonitor – 実際のダイ温度 (Tdie) を表示
Speccy – Rtzen に未対応のため値がおかしい

という結論に達しました。お粗末様でした。

Windows 10 update に関する考察

 何回かの失敗の後 Windows 8.1 Pro を Windows 10 pro へ update することにやっと成功しました。

● マシンの概要

– マザーボード:ASRock Z87 Extreme6/ac
– CPU:Intel Pentium CPU G3220 @ 3.00GHz 3.00GHz
– メモリ:8.00GB
– 内蔵HDD:Seagate ST1000MD003-1CH162(UEFI/GPT ベースのハード ドライブ パーティション、空き領域 最初 約 60GB 後に 200GB 以上に拡張)
– 内蔵ブルーレイドライブ:LG HL-DT-ST BD-RE BH14NS48
– OS:Windows 8.1 Pro 64bit

● 失敗の概要

 インストールを開始して2回目の再起動後、全体25%(ファイルのコピー85%)のところで止まって、ハードディスクのアクセスランプが点灯したままになり、しばらくすると、ブルースクリーン画面(MACHINE_CHECK_EXCEPTION)になる。

 しばらく待っても何も動きがないので強制的に再起動すると、「以前のWindowsのバージョンへの復元」が始まり、自動的に再起動後、元の Windows 8.1 Pro が起動してくるのでログインすると Windows Update が自動的に起動して C1900101–20004 のエラーコード付で Windows 10 update に失敗した旨が表示される。

● 試みた対策

(1) システム ファイル チェッカー ツールを使用して不足または破損しているシステム ファイルを修復する も「Windows リソース保護により、破損したファイルが見つかりましたが、それらの一部は修復できませんでした。」と表示されるので「コマンド プロンプト(管理者)」から DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth を実行してもう一度 システム ファイル チェッカー ツールを使用して不足または破損しているシステム ファイルを修復する も、また「Windows リソース保護により、破損したファイルが見つかりましたが、それらの一部は修復できませんでした。」と表示されるので sfc /scannowを実行してもエラーの修復ができない を参考にして Windows update の KB3068708、KB3022345 をアンインストールして、もう一度
システム ファイル チェッカー ツールを使用して不足または破損しているシステム ファイルを修復する と「Windows リソース保護は、整合性違反を検出しませんでした。」と表示されて一安心。

(2) USB機器をすべて取り外す。※ キーボードとマウスはインストールを開始して1回目の再起動後に取り外す。

(3) 1回目の再起動後にLANケーブルを取り外す。※ マザーボードにWi-Fiの機能がついているので無線ルーターの電源を切る。

(4) 内蔵HDDの空き領域を 約 60GB から 200GB 以上に拡張。

(5) 内蔵ブルーレイドライブを取り外す。※ 筐体の蓋を開けて電源、データ両方のケーブルを取り外す。

● 最初の数回の失敗

 対策の (1)~(3) を試みてインストールを開始するが「失敗の概要」に書いた通りの結果になる。

● 最後の失敗

 対策の (1)~(3)、(4) を試みてインストールを開始するが、やはり「失敗の概要」に書いた通りの結果になる。但し、「全体25%(ファイルのコピー85%)のところで止まって」から「ハードディスクのアクセスランプが点灯したままになり」までが「最初の数回の失敗」よりも長く感じられた。「ディスクの管理」を起動してみると「(c:) – システムがインストールされたパーティション」の領域の後ろの部分を削って 450MB の「回復パーティション – Windows RE ツール パーティション」が作られていた。

● 成功

 対策の (1)~(4)、(5) を試みてインストールを開始すると見事成功。「ディスクの管理」を起動してみると、再び「(c:) – システムがインストールされたパーティション」の領域の後ろの部分を削って 450MB の「回復パーティション – Windows RE ツール パーティション」が作られていた。「回復パーティション – Windows RE ツール パーティション」が二つになってしまったので「コマンド プロンプト(管理者)」から diskpart を実行して一番最後のパーティション(こちらが前回のインストール失敗時に作られたものと思われる)を削除した。

● 考察

 (1)~(3) の対策がインストール成功に必要だったのかどうかは不明。

 (4) の対策は何らかの効果があったと推測される。Windows 10 のシステム要件(ハード ディスクの空き領域:32 ビット版 OS では 16 GB、64 ビット版 OS では 20 GB) ではあるがマシンのシステム構成によってはHDDの空き領域がもう少し必要になるのかもしれない。

 (5) の対策は私のマシンでは絶対に必要なものだった。

 後になって思うのは「一回一回どのような条件でインストールを開始したかをメモしておくべきだった」ということである。もっとも、過去の経験からしてこんなに何回も失敗するとは思はなかったことも事実である。