Windows 10 update に関する考察

 何回かの失敗の後 Windows 8.1 Pro を Windows 10 pro へ update することにやっと成功しました。

● マシンの概要

– マザーボード:ASRock Z87 Extreme6/ac
– CPU:Intel Pentium CPU G3220 @ 3.00GHz 3.00GHz
– メモリ:8.00GB
– 内蔵HDD:Seagate ST1000MD003-1CH162(UEFI/GPT ベースのハード ドライブ パーティション、空き領域 最初 約 60GB 後に 200GB 以上に拡張)
– 内蔵ブルーレイドライブ:LG HL-DT-ST BD-RE BH14NS48
– OS:Windows 8.1 Pro 64bit

● 失敗の概要

 インストールを開始して2回目の再起動後、全体25%(ファイルのコピー85%)のところで止まって、ハードディスクのアクセスランプが点灯したままになり、しばらくすると、ブルースクリーン画面(MACHINE_CHECK_EXCEPTION)になる。

 しばらく待っても何も動きがないので強制的に再起動すると、「以前のWindowsのバージョンへの復元」が始まり、自動的に再起動後、元の Windows 8.1 Pro が起動してくるのでログインすると Windows Update が自動的に起動して C1900101–20004 のエラーコード付で Windows 10 update に失敗した旨が表示される。

● 試みた対策

(1) システム ファイル チェッカー ツールを使用して不足または破損しているシステム ファイルを修復する も「Windows リソース保護により、破損したファイルが見つかりましたが、それらの一部は修復できませんでした。」と表示されるので「コマンド プロンプト(管理者)」から DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth を実行してもう一度 システム ファイル チェッカー ツールを使用して不足または破損しているシステム ファイルを修復する も、また「Windows リソース保護により、破損したファイルが見つかりましたが、それらの一部は修復できませんでした。」と表示されるので sfc /scannowを実行してもエラーの修復ができない を参考にして Windows update の KB3068708、KB3022345 をアンインストールして、もう一度
システム ファイル チェッカー ツールを使用して不足または破損しているシステム ファイルを修復する と「Windows リソース保護は、整合性違反を検出しませんでした。」と表示されて一安心。

(2) USB機器をすべて取り外す。※ キーボードとマウスはインストールを開始して1回目の再起動後に取り外す。

(3) 1回目の再起動後にLANケーブルを取り外す。※ マザーボードにWi-Fiの機能がついているので無線ルーターの電源を切る。

(4) 内蔵HDDの空き領域を 約 60GB から 200GB 以上に拡張。

(5) 内蔵ブルーレイドライブを取り外す。※ 筐体の蓋を開けて電源、データ両方のケーブルを取り外す。

● 最初の数回の失敗

 対策の (1)~(3) を試みてインストールを開始するが「失敗の概要」に書いた通りの結果になる。

● 最後の失敗

 対策の (1)~(3)、(4) を試みてインストールを開始するが、やはり「失敗の概要」に書いた通りの結果になる。但し、「全体25%(ファイルのコピー85%)のところで止まって」から「ハードディスクのアクセスランプが点灯したままになり」までが「最初の数回の失敗」よりも長く感じられた。「ディスクの管理」を起動してみると「(c:) – システムがインストールされたパーティション」の領域の後ろの部分を削って 450MB の「回復パーティション – Windows RE ツール パーティション」が作られていた。

● 成功

 対策の (1)~(4)、(5) を試みてインストールを開始すると見事成功。「ディスクの管理」を起動してみると、再び「(c:) – システムがインストールされたパーティション」の領域の後ろの部分を削って 450MB の「回復パーティション – Windows RE ツール パーティション」が作られていた。「回復パーティション – Windows RE ツール パーティション」が二つになってしまったので「コマンド プロンプト(管理者)」から diskpart を実行して一番最後のパーティション(こちらが前回のインストール失敗時に作られたものと思われる)を削除した。

● 考察

 (1)~(3) の対策がインストール成功に必要だったのかどうかは不明。

 (4) の対策は何らかの効果があったと推測される。Windows 10 のシステム要件(ハード ディスクの空き領域:32 ビット版 OS では 16 GB、64 ビット版 OS では 20 GB) ではあるがマシンのシステム構成によってはHDDの空き領域がもう少し必要になるのかもしれない。

 (5) の対策は私のマシンでは絶対に必要なものだった。

 後になって思うのは「一回一回どのような条件でインストールを開始したかをメモしておくべきだった」ということである。もっとも、過去の経験からしてこんなに何回も失敗するとは思はなかったことも事実である。